ペルシャの魅力

42歳にしてイランの国の方と結婚をしました。 それまでのことや、これまで興味を持って接したことのなかった中東の文化やペルシャの美しさなどに初めて触れることを一緒に楽しんでいただけたらいいな、と思い書いていこうと思います。

May 2015

今、あんずの木がたわわに実っています。

別荘にはあんずの木がたくさんあり、兄(エビさん)はここのところ毎日のように収穫に行き、果物屋さんに卸しているようです。


そんな、勝手にいいのかしら??
流通を無視しているなあ、と思うのですが、これもありなのです。。。

あんずに夢中で、またまた結婚式の話は何処かにいってしまっております。
いつになるのやら

私が加わったイランの家族、アラブギャリ家を紹介します。

8人兄妹でしたが、長女は他界しているので、現在は7人兄妹です。
でも、お母様は12回妊娠されたそうです す、すごい


亡くなった長女:シーリーン
娘:ザヘラ(夫:ゴルバン 子:タハ)

長男:ゴラーム(妻:サキーネ)
息子:スヤバシュ、バハマン(妻:リダ)、モハンマド
娘:マリアム(夫:サイードゥ 子:モナ、マリッサ)、ファテメ(夫:ハサン 子:アミームモハンマド)

次男:アリ(妻:ロガイエ)
息子:ハサン(妻:ソエラ )、メヒディ(妻:メヒ リ)
娘:サミラ(夫:モハンマド)、パリサ

三男:モハンマド(妻:ナヒート)
娘:ソマイエ(夫:モフセン 子:アリレザ)、ソエラ (夫:ハサン) 、ゼイナブ (夫:ハサン)、ラズィエ、ザヘラ

次女:アズィーゼ(夫:レザ )
息子:ハサン(妻:ゼイナブ )、ホセイン、モフセン
娘:サキーネ(夫:ハサン 子:サナ、ティナ)、ザヘラ(夫:アミールホセイン)

四男:エブラヒム(妻:ゾフレ)
パルサー、エリア

三女:アーザム(夫:ナーデル)
娘:ヴィダ(夫:サイードゥ 子:ヌラ)、ミナ

五男:アキバル&私


・・・ここのところ、やっと把握できるようなったのでした。マーク付きは兄妹の子供同士の婚姻です。

それにしても同じ名前が多い
「ハサン」は4人、「モハンマド」は3人、「モフセン」「サイードゥ」「ザヘラ」は2人ずつ、いるのでした。。。

エマーム(宗教指導者)の名前やその奥様の名前などが多いようです。
気持ちはわかるけど、ちょっとは変えようよ、と思ってしまうのでした


こちらの人は、まるで鳥やリスのように種子類をよく食べます。

ひまわり、カボチャ、すいか、などの種。乾燥して塩味などがついています。




テレビを観ながら、ピクニックで、食事の前に、など、暇さえあれば前歯でカリカリと割り、種を舌で取り出します。
片手で食べられたら、イラニアンの仲間入りができた感じがします。笑!

胡麻や麦類、よくわからない鳥のエサのような食べ物もよく食べます。



こんな感じで売られているお店がたくさんあります。


ドライフルーツの種類も豊富、しかも安い!!



これは何だろう?と試してみると、


完熟した「桃」でした。なんでもドライフルーツにしちゃうのね。

でも身体にいいものが多いのですが、みなさん食べ過ぎな気がします。。。

私のこちらでの事務手続を済ませようと、またまた公共機関へ。

こちらでの「シェナスナーメ」は戸籍のようなもの。これは日本のイラン大使館で婚姻届の際に作りました。

今回は「カルテメッリ」という、住民票のようなものを作成するため。必要なのか微妙ですが、これがあると何かといいらしい。

手続きに必要な書類は何か、電話などで問い合わせてから行けばいいと思うのですが、いつも「とりあえず行ってみる 」

2〜3回はいつもそれで無駄足となるのだ。

一昨日、手続きする場所と思われるところへ行ってみると貼紙が。

「工事中のため、しばらく休みます。」と書いてあるらしい。。。いつまでとも書いていない

もう1カ所あるから、明日はそこに行ってみよう、と翌日に別の場所に行ってみると、

「ここではその手続きはやってない、近くにどこにでもあるから、そこに行って。」とよくわからない答え。

えええ???
どこにあるの???お、教えてえ〜〜

とりあえず、炎天下の中黒タイツ でしばらく歩き、近くのお店で聞く。

「モスクの近くにあるよ。」

でもねえ、そのモスクがどこにあるのかわからない。そしてなんでモスクの場所を聞かないでまた動くの???

モスクを求めて少し歩き、何やら看板を探している様子。文字が読めない私には全く情報がわからない。

まあ、気長について行くかと、しばらく歩くとそれらしい場所があったらしく中へ。。。

カウンターでパスポートやシェナスナーメを出して、あれこれ聞いてみると、結局、日本のイラン大使館でもできることが判明。

それって電話で聞いてみることはできないの?と彼にいつも何度も聞いてみるが、

「デンワ  ハ  メンドウダカラ  デマセン。」と。

何のための電話なのか???

電話での問い合わせは厄介で、仕事が進まないから出ない、ということらしい。

そんなことができるなんて、信じられないけど、それが通用しているようなのだ

なので、みんな「とりあえず行ってみる」のだ。。。
















イランの男性はみなとても優しいです。

幼い頃から来客も多く、子供でも大人でも、男女ともにホストとしてのお手伝いをよくするので、おもてなしや気遣いがとても上手。

果物を剥いているとそっとティッシュを持ってきてくれるし、チャイが飲み終わるともう1杯どお?と聞いてきてくれます。

とても厳しい兄(エビさん)は眼光鋭く、私もあまりふざけたことはできないのですが、私が作る夕食のコロッケと共に自分の指を少し揚げてしまった翌日、朝会うなり、私の手の火傷がどうなっているか確認。

私も彼もすっかり忘れていたぐらいなのですが、キチンと覚えていて心配してくれる

なんだか、心の根っこの部分がとても優しいのです。



そして、食材の買物は男性の仕事のよう。

細かなものは奥様が買ってきたりしますが、お肉や重いものは男性が買ってきます。これは当たり前の習慣のようです。

車で帰宅する途中に、「パンを買いたいワ」と奥様が言うと、パン屋の前に車を停めて、運転していた夫が買いに降りる。。。女性は降りることはありません。

チャードルやスカーフは面倒ですが、それはとても奥ゆかしさを伴います。他人の前では必ず髪を隠し、年配の方は口元もまで隠します。

でもそれがなんだか女性はとても守られているような、女性らしくいられるような気がします。

男は男らしく、女性は身を守られ我先になるようなことはありません。

若い人たちは少しずつ変化しているようですが、変わらないものを持つことも羨ましくもあります。

どちらがよいのかは人それぞれですが、イランの女性はとても幸せそうに感じてしまうのでした。


このページのトップヘ