ペルシャの魅力

42歳にしてイランの国の方と結婚をしました。 それまでのことや、これまで興味を持って接したことのなかった中東の文化やペルシャの美しさなどに初めて触れることを一緒に楽しんでいただけたらいいな、と思い書いていこうと思います。

September 2016

昨日、テレビ番組で「メイドインジャパン 日本を誇りに思えるSP」(かな?)という番組をやっていました。

日本に住む外国人が、日本の技術で素晴らしいと日頃感じているものを祖国へお土産に持ち帰るという企画。

知らずに偶然にもチャンネルを合わせたら、ちょうどイラン人の女の子がイランへ向かう場面というところでした。

ベランダでタバコを吸っている彼をリビングへ呼び戻し、二人で見始めました。


12歳のリナちゃんが、仲違いをして18歳でイランを飛び出し日本で暮らす父と、そんな息子を許さないイランに住む祖父とを仲直りさせるという内容。

リナちゃんはイランのトイレ事情(トイレットペーパーはなく、水を流しながら手で洗う。)を知り、まだ会ったことのないおじいちゃんに洋式トイレに着ける簡易ウォシュレットを届ける。

その他にもリナちゃんは、暑い国であるイランを想像し、日本の涼の取り方を五感で感じて欲しいと、風鈴、竹の扇子、流しそうめん、簾、蚊取り線香などをお土産にしていました。


初めて訪れるイラン、初めて会う祖父、その愛情、家族愛

そして、イランのトイレ事情。。。笑!

いろいろなことは起こるけど、リナちゃんの活躍ですべて丸くおさまる!

涙など見せない彼が、珍しくウルウルとしていました。

何度も「コレハ 孫 ダカラ モット イインデスネ〜」と繰り返してました。


そして、彼も仕事柄イランにウォシュレットを便器ごと持ち込みましたが、その取付けの大変さを知っていたので、番組の中でもどうなることか、取り付けられるのか、それもハラハラしました。

彼も滞在中に取付けようとしたら、ドアが内開き。。。

便器に当たってトイレの中に入れなくなるということで断念していました。笑!

それ以外にも部品が足りないなど、一筋縄ではいかないことが多々。笑!!


テレビでは無事???に取り付けられ、親族や取付け業者さんまで試してみていて。その反応には大爆笑!!!

イランのピュアさと日本の技術の素晴らしさ、そして誰よりも子供なのに誰よりもオトナなリナちゃんの計らいに感動したのでした。




気になっていた映画を観てきました。

「ラサへの歩き方〜祈りの2400km〜」

http://www.moviola.jp/lhasa/


チベットの聖地への巡礼旅を描くロードムービーです。

「祈る」ということ。

その様々な「カタチ」に興味が芽生えてきている私。



チベットのほぼ端から端へ2400kmを1年近くかけて「五体投地」で歩んで?いや、進んでいくのです。

「五体投地」とは、両手、両膝、額・・・五体全てを地面につけてからまた立ち上がり、7歩ぐらい進んでまた地面へ。

そのルールは、

1.合掌する

2.両手、両膝、額を大地に投げ出しうつ伏せる。

3.立ち上がり、動作を繰り返して進む。

4.ズルはしないこと。

5.他者のために祈る。


この距離を普通に歩いて行くだけでも大変なのに、この進み方で巡礼することに溜息がでます。。。

映画の中でこの巡礼の仕方が始まったとき、「嘘でしょ??」と思わず感じてしまいました。。。


すぐ横には車が走り、道中、家族にスマホで「会いたいよ」と電話もする。

でも、急がない、ズルはしない。

水溜りがあっても、吹雪の中も、雪が積もっていても、その動作は繰り返される。

それは自分と神様との約束。

信じる何かを持って、そして他人のために祈る。


子供も妊婦も老人も、巡礼を選択することに躊躇いはない。

それは苦行などではなく、楽しい時間を過ごす旅の様子。

聖地へ急ぐのではなく、その工程を味わっているかのように、「前へ進んでいる」ことを喜び合う。

服装などの外見はボロボロになっていくのに、顔つきや心はピカピカに磨かれているようにも見えました。


チベットの美しい自然と、シンプルであることの幸を感じられる映画でした。


以前にも書きましたが、イランではザクロをよく食べます。

日本で食べるものよりも、色が濃く感じます。

気候の影響で、果物や野菜などは肥料などがなくてもたくましく成長する傾向にあると聞きました。

イランには「ザクロ山脈」という場所があり、その昔に延々とシルクロードを渡って、中東から極東へ運ばれてきたそうで、そのまま「ザクロ」と言われているそうです。




これはザクロの原液で、ヨーグルトにかけたり、10倍ぐらいに薄めて飲んだり、イランでは煮込み料理に使われたりします。

パッケージやボトルの傾斜したデザインが可愛いですね!

イランでペットと言えば小鳥。

なぜかペットショップも小鳥専門のお店が多いのです。

なんだか会話しているような1枚になりました。笑!

残暑がキビシイ9月です。。。

でも、明日ぐらいから涼しくなってくるみたいですね!

彼は夏風邪をひいてしまい、長引く咳が苦しそうです。

決まって夜中に咳が出ます。体温が上昇するからでしょうか。

イランから薬を持ってきているので、風邪薬はこれで。



私には何に効く薬かわかりませんが、なかなかドギツイ色に見慣れません。。。

あとはオレンジとグレープフルーツを頬張っております。

風邪をひくと必ずオレンジ一袋買ってくる習慣があり、「コレデ ナオリマス!」と薬より信じているようです。

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