ペルシャの魅力

42歳にしてイランの国の方と結婚をしました。 それまでのことや、これまで興味を持って接したことのなかった中東の文化やペルシャの美しさなどに初めて触れることを一緒に楽しんでいただけたらいいな、と思い書いていこうと思います。

April 2017

イランの交通手段には電車、バス、タクシー、があります。

タクシーは乗合が主流で、決まった地点から、行きたい場所の近くの地点まで行き、その先も同じように乗り継ぎます。

定員になるまで出発しませんが、すぐに定員になります。

家族に車が1台〜2台は当たり前になってきていて、道路もとても混んでいます。

私はイランでの運転は絶対にできません。

そもそもATはなく、信号も大きな道路しかありません。

3車線の道路には5台横並びが当たり前。

行き交う2車線の道路には両サイドに縦列駐車なので、通れるのはギリギリ1台。

一方通行ではないので、そこを行き交います。

普通の道路でサイドミラーギリギリを7、80kmで走り、車間距離も狭く、左折するときや車線変更は、頭一つ入れた者勝ち。

すぐ上の兄のエビさんはそのあたりの運転技術がすごいです。

さらに遅い車や邪魔な車にはハイビームとクラクションで煽ります。

そして追い抜いたあと、ギロっとその車を睨みます。

2年前に初めて乗ったときは自分でも反応して、思わずブレーキを踏む行為とともに身体が硬直してしまい、1週間ぐらいひどい肩コリになりました。


今回はエビさんへの信頼と安心で眠ってしまうくらいです。

すっかり順応しつつあります。

イランに到着した翌日、ひとりの姪っ子ちゃん家族に新しい家族が増えました。


イランでは出産予定日の数時間前に病院へ行き、出産、その日だけ入院し、翌日の午前中には退院します。

一泊二日で退院が普通のようです。。。

病院に入れるのは基本的に女性だけ、産まれた日に病院へ駆けつけ、お花、スウィーツを持って御祝いを伝えます。

病院に間に合わなかった場合は、退院した当日に家へ御祝いに訪問します。

病院のベッドの周りには20人ぐらい、家族が溢れ、写真を撮ったり、代わる代わる赤ちゃんを抱っこしあったりします。

今日もひとり、姪っ子ちゃんに家族が増えました。



そして、もうひと組、5カ月目に入ると報告がありました。結婚して5年目、周りも大喜びです。


私たちは結婚して2年、当たり前のようにイランでは「早く貴女の子供が見たいわ〜」と屈託無く言われます。

日本ではすでに私の家族も親戚も友人も、私の年齢を考慮してか、ほとんど「子供は?」というような話にはまったくならないのですが、

イランでは、御祝いの場に駆けつけると、年齢を知っているにもかかわらず、みなさん「次は貴女の番ね」とか、「昨日も貴女にもできるようにお祈りしたのよ。」と口々に言われます。

一番上の姉にはふざけて悪気なく「タンバル!!」(怠け者)と言われます。笑!!

ダンバルじゃないよー!と否定するのもどうかと思い、天を仰ぐような仕草をしてみせてみます。笑!

神のみぞ知る、というような感じに。笑!!


それにしても、若くてもアメリカの不妊治療人口をも大幅に上回るという日本の不妊環境。

食べ物、環境ホルモン、仕事、ストレス、金銭事情。。。

こうして実体験をしてみると、イランの女性との違いはたくさんあるように感じます。






旅の移動疲れも回復し、2年前のときほどではないけれど、やはり連日の来客があるようです。

私たちの仮住まいはキチンとした来客セットはないのですが、間に合わせで揃え、お迎えするときもあります。

フルーツやショコラ、角砂糖、そしてチャイ。



だいたい、平日は仕事が終わって家に帰宅してから出発。

21:00〜22:00ごろにいらっしゃいます。

2組目になると23:00過ぎにいらっしゃることも。

みなさんがお帰りになってから家族の夕食。そうなると、当然0:00〜1:00過ぎになるのでした。

そうそう、こうだったなー、と思い出しながら、またこの状況に順応していくのでした。

無事にイランに到着しました。

普通に出発前の準備をして、家で過ごした日の深夜に羽田空港を出発し、タイへ6時間ほど。

飛行機では眠れず、トランジットの8時間もベンチで荷物を枕にするも眠れず。。。

テヘラン行きの飛行機で7時間半、ほぼ満席でシートも狭く、全く眠れず、映画を3本。

イランに到着したこの時点で42時間ほど起き続けていて、かなりグロッキーな状態。。。

イマームホメイニー空港に到着して、スッピンで移動していたのでトイレで化粧をしてからみんなの場所へ出て行くはずが、エスカレーターを降りようとしたらすでにみんなの歓声が聞こえて。。。

ま、間違えた。。。

これを降りる前にトイレに行くべきだった。。。

焦るもどうしようもなく、スッピンなままみなさんの待つ場所へ。

大歓迎を受け、お花と挨拶の嵐。


総勢30人ほどの親族に囲まれながら、住まいのあるキャラジへ。

そこでお茶と食事の用意とともに50人ほどで歓談。

あうう。。。も、もう寝かしてください。シャワーを浴びて、スッキリして、とっぷり眠りにつきたいの、お願い。。。

お茶から始まり、スウィーツ、フルーツ。。。

バナナ、りんご、オレンジとみんな剥いてくれて、果物を食べながら吐き気に襲われるのは初めて。泣!!

そして、メインの食事を、食べないわけにはいかないのがイラン。

イラン時間で夜中の2時。。。日本は活動が始まるころでしょうか。

みなさん、明日も朝から仕事というのに、こんなにしていただき、ほんとにありがたいのだけれど。。。泣。

またお茶を飲み、久しぶりの再会に「今日は寝かさないわよ。」とばかりにみなさんの話は弾む。

言葉のわからない私は貼り付けた笑顔でそこに居るしかない。。。

お願いーーー、私は眠りたい。
食べるより、とっぷりと眠りたいの。。。


結局、4時ごろまで続き、明け方にやっとベッドに入ることができたのでした。

「疲れてるだろうから早めに寝かしてあげよう」とか、推し量る??とか、いわゆる「忖度??」笑!!はないのがイランなのだ。


無事に日本を飛び立ち、イランへ。

今回はタイ経由で、トランジットが8時間。。。

まさに今、思いのほか深夜出発した飛行機内で眠れず、空港のベンチに横になってみたりしています。

あまりにヒマなので、タイ空港のWi-Fi環境を少し。

私も出発前にいろいろ調べていて、情報をブログなどに書いていて下さるので助かりました。

接続するとこんな画面になります。



Freeのものを選択すると、ログイン画面に。

名前、パスポート番号を入力する画面になるので、適当な名前とアルファベット2文字、数字7桁を入れて、同意にチェックしてログインするとすぐに繋がります。

本名でなくても、パスポートを見なくても大丈夫👌

おそらく、2時間など制限があるようなので、この適当な組合せをすると何回でもログインできるようです。

電源もUSBでもとれました。


さてさて、あと8時間、何しましょうか。

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