ペルシャの魅力

42歳にしてイランの国の方と結婚をしました。 それまでのことや、これまで興味を持って接したことのなかった中東の文化やペルシャの美しさなどに初めて触れることを一緒に楽しんでいただけたらいいな、と思い書いていこうと思います。

December 2017

不覚にも、クリスマス辺りから風邪を引きました。。。

風邪でもあまり薬を飲みたくない私。

最低限に抑えながら、風邪の工程をかみしめておりました。

喉が痛み、熱が出て、鼻へ。鼻が詰まってきてぼーっとして、咳が出て終わり。

いつもそんな感じ。

彼は「みかんのチカラ」をとても信じています。

寝る前に「ミカン、ジュッコ、タベテクダサイ」とテーブルに並べられ、半強制的に口へ。


若干吐き気も感じながら、みかんなんぞで治るわけないでしょう、と不信感を漂わせながら、無理やりみかんをいただきました。

翌朝起きると、かなり緩和されていてびっくり‼️

みかんのチカラ、あなどれません。。。

アルコール消毒のチカラも信じてますけど、笑!!

冬にみかんをいただく意味はきっと深いのですね。


夫婦の金銭感覚、良いも悪いも近いものがないと辛いことになる場面をときどき見聞きします。

ケチも嫌だけど、無いのに散財しすぎるのも考えもの。

ギャンブルなんてもってのほか、です。

彼は・・というと、その金銭感覚には見習いたい場面が多々あります。


*とりあえず執着がない。

*できる範囲でできる限りのことをする。

*見栄を張らない。

*在庫がなくても配布する。

*人のために使う。

*溜め込まない。 

*貸したお金はあげたもの、と忘れている。

*いつでも「なんとかなる」と信じている。


夫婦のお金、各家庭それぞれと思いますが、我が家はなんとなく私が管理しつつ、彼には緩やかなお小遣い制としています。

大した額を渡していないのに、一緒に出かけたときには必ず支払いをしてくれようとするし、家族や友人と出かけるとひっそり支払いをしてくれていたり。

細かな食材の買い物などもチョコチョコとしてきてくれます。

たまに私の五千円札を一万円札に両替してくれたりします。笑!!


そんな彼には不思議なことに、困らないぐらいのお金がふんわりと入ってくるのです。

側で見ていると、本当に不思議なくらいのいいタイミングに、ふんわりと。。。


テレビなどでギラギラとした人を観るとよく、イランのことわざをときどき用いて、

「ヤネ ガ オオキイ ト ユキ ガ タクサン ツモッテシマイマス」と言います。

大きい家(財産)を持つほどに、心配事や抱える悩みは大きい、という意味でしょうか。


空間も心もお金も、入る余裕のスペースがあるところに、ささやかな施しがやってくるのかしら。

未来を不安に思い過ぎて、今を台無しににしないように、そんな意味の言葉もときどき言います。

私にとってはとてもいいお手本を近くで見られて、その影響と恩恵を受け、感謝です。。。

「金は天下の回り物」とはよく言い射たものだなー、と思う年末です。

寒くなりましたね。

先日、母方の親戚が住む仙台へ、親族の葬儀に出席するために行ってきました。

まだ雪はなかったのですが、晴れていてもなんだか寂しさを感じる空気。

彼はまだ57歳の若さで亡くなりました。

ユーモアと知性のある素敵な人で、周囲には笑いがたえず、私たち三姉妹(私は三姉妹の末っ子です。)の憧れのお兄さんでした。


単身赴任で東京に住んでいたのに、会いたいなーと思いながらも、お互いに忙しく、なかなか会える機会がなく。。。

でも、あることがきっかけで先月から連絡を取り始め、横浜で会う約束をしていました。

そんな矢先の訃報に、私たちの驚きと悲しみは倍増しました。

「なぜ?なぜ??なぜー???来週、会えると思っていたのに。。。」


こんなことってあるのですね。。。

なんでもっと早く会う約束をしなかったのだろう。

後悔してもしかたない、この1ヶ月、連絡を取りあえたことをよかったと思うべきか。。。


自分も歳を重ね、周りも歳を重ね、自分にも周りにも、日々後悔のないようにしたい、と常日頃思いますが、よりそのことを強く感じました。


単身赴任のマンションで、寝起きの状態でベッドで倒れていたそう。心臓周りの血管が詰まっていたとか。。。

野村沙知代さんの死因と同じ、「虚血性心不全」だったのでしょうか。


まさか、その朝、この世にサヨナラをするとは思ってもみなかったはず。

自分だって、今日と同じ明日が当たり前にやってくるわけではないですね。


今夜、三姉妹と4人で予約して、会うはずだった鴨鍋屋さん。

「鴨は大丈夫ですか?」の問いかけに、

「鴨鍋なんていいですね、鬼平犯科帳の五鉄みたい!」なんて素敵なメッセージが遺言に。

「鴨鍋」は思い出の深い鍋となりました。

考えるとこみあげてくるものがありますが、彼を想いながら、今夜は一杯呑みたい気分です。(あれ??いつもか。。。笑!!)


これから先にあることを、この身と心をもってして、体感できることを、精一杯やりたいな、と改めて決意する私です。

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