3年前のことになりますが、2度目にイランを訪れたとき、運転免許取得の関係で、彼は1ヶ月先にイランに帰国していました。
その滞在中、彼より20歳年上の兄(長男)が脳梗塞を患い、幸い軽度だったようではあるようなのですが、右半身には違和感が残る状況となりました。

遅れて到着した私はすぐに兄の家へ。

「遠くからあなたが来たのに、こんなことになっていて。。。」というような言葉とともに、お互いに泣きながら挨拶を交わし、私もどのように御見舞いと心配の気持ちを表していいものか、ひたすら握手している手を両手で握ること、さすること、しかできず。。。伝えきれないこの気持ちももどかしく、まったくなーーー、と自己嫌悪。

少し落ち着いてお茶をしていると、私がもっとも頼りにしている姪っ子ちゃん家族がやってきて、兄のもとへ。

惚れ惚れするほどの、その圧倒的な包容感溢れるハグを見て、なんとも言いようのない自分の小ささを感じたものでした。

あの醸し出す雰囲気、包容の気持ちの現れ、全てを包み込んで大丈夫だよ、と伝える思いの強さ。
20歳近く年下と思うのですけども、もおお、尊敬しかない。。。そもそもこれまでも尊敬の念しかないのですけども、さらに。

ハグやスキンシップ(イランでの男女間は微妙なのところなですが)に慣れていない、人種的特性の違いもあることとは思いますが、みな人間。身近な人が病になったとき、あの包容力を持ち合わせたい、、、
と思うこの頃です。

あ、写真はイランモールで見つけた大理石のりんご🍎